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豚足とコラーゲンについて

コラーゲンについていろんなことが判ってきました

コラーゲンと食事

豚足を食べた翌日、肌の張りやお化粧の乗りが違うという話をお客様からよくいただきます。医学的には疑問が持たれていたり、検証が進んでいない部分もありますが、多くの人がなんらかの変化を実感しているのは間違いないようです。

否定的な意見としては、以下のようなものがあります。

  • コラーゲンを食べてもそのままでは吸収されないので、食事で摂る(経口摂取)ことには意味がない。
  • 摂取したコラーゲンをアミノ酸に分解して吸収しても、体内ですぐにコラーゲンが作られるわけではないので、即効性はない。

このような意見の一方で、近年の研究ではコラーゲンが完全に分解されていない状態(コラーゲン加水分解物、コラーゲンペプチド)の状態でも体内に吸収される(血液内にコラーゲンペプチドの増加がみられる)、という報告もあるようです。

また、コラーゲンを食べることで褥瘡(床ずれ)の治癒に効果が期待できるという見解がNHK TV「ガッテン」(2017年3月1放送分 決定版コラーゲン100%活用SP)内で紹介されており、皮膚の再生、新陳代謝にコラーゲンが関わっている可能性はありそうです。

そのほかに、伝統的な話として、中国大陸や台湾では豚足を食べることで母乳の出がよくなると考えられているようです。「豚足」+「母乳」というキーワードで検索してみると、我が国でも実際に豚足を食事として提供しているマタニティクリニックがヒットします。

コラーゲンの役割

コラーゲンは皮膚以外にも、次のようにさまざまなところで重要な役割を果たしているといわれています。

  • 靱帯
  • 軟骨
  • 血管
  • 毛髪
  • ツメ
  • 眼(硝子体、水晶体、角膜、網膜など)

この中でやや意外なのが骨ではないでしょうか。

骨はカルシウムなどのミネラル類とコラーゲンによって構成されていて、建築に喩えるとミネラル類がコンクリート、コラーゲンは鉄筋に相当するそうです。古くなった骨は分解され、少しず新しい骨に置き換わっていきます。このためコラーゲンが不足すると、骨粗鬆症になります。

また、血管もかなりの部分がコラーゲンでできているため、コラーゲンが不足すると硬く・細くなり、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などにつながりやすくなります。ほかには、眼の大部分もコラーゲンで結膜炎や角膜炎、白内障などに関係するとされています。

このように、コラーゲンはからだのいろいろなところで重要な役割を果たしていますが、体内でコラーゲンを生成する力は年齢を重ねるとともに低下していきます。

コラーゲンの効果があきらかになってきました

国立栄養研究所のサイトでは、コラーゲンを経口摂取することによる「ヒトへの効果」については信頼できる充分なデータがない、と述べています。また「食物アレルギーのある方、妊娠・授乳中の方などがコラーゲン食品を積極的に過剰な量で摂取することは避けるべき」とも警告しています。

一方、先のNHKの番組でも紹介されたように、近年の研究ではコラーゲンペプチドの状態で吸収されたものが血液にのって体中を巡ることで、傷の回復や痛み・炎症の緩和などに役立っているのではないかと考えられてきています。

コラーゲンを含む食材を食べたからそのままカラダの中でコラーゲンになるわけではありません。しかし、コラーゲンペプチドの状態で吸収されたものがスイッチのような役割を果たし、体内でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの物質を作り出すことが判ってきています。

コラーゲンの糖化と肌の老化

コラーゲンが古くなると「糖化」という現象が現れるそうです。

「糖化」は、痛み始めたバナナにたとえられることがあります。痛み始めたバナナには黒い斑点ができ、甘さが増すかわりに皮や果肉がぶよぶよと柔らかく、張りがなくなります。コラーゲンの糖化も煮たようなイメージといわれていて、肌の色が黒ずんできたり、張りがなくなります。

タンパク質と糖が加熱されてできるAGE(終末糖化産物)が生成された状態が「糖化」で、このAGEはコラーゲン繊維を分解する物質を増加させます。これによりコラーゲンの弾力性が失われ、皮膚は堅く張りがなくなります。つまりコラーゲンの糖化こそ肌の老化の原因なのです。そしてAGEが増えればやがては心筋梗塞や脳梗塞、骨粗鬆症などにつながる恐れがあります。

糖化を防ぐには、食事を低糖質のものにする、適度な運動や筋肉量の増加で血糖値の上昇を防ぐなどの方法があります。

豚由来コラーゲン

コラーゲンサプリメントには、魚由来、牛由来、鶏由来、豚由来などがあります。

これらの中で魚由来のサプリメントは、吸収性が高い、においが少ないため料理に使いやすいといった特徴があります。一方、豚コラーゲンを構成しているアミノ酸は人間のものに近いと言われています。

しかし効果の点では、魚由来と豚由来に大きな違いはないという研究結果もあり、どちらが優れていると決めつけるのはあまり意味がなさそうです。

ところで、市販サプリの豚由来コラーゲンは主に豚皮から抽出されているそうですが、豚足は豚皮までまるごと食べます。

長寿で知られる沖縄では「鳴き声以外はすべて食べる」といわれるほどですが、中でもチラガーやミミガーは皮そのもです。豚皮を食べることでコラーゲンをたくさん摂取している効果なのかもしれません。

みのう豚足は臭みがほとんどなく、皮まで柔らかいので歯が弱くなったお年寄りでもお召し上がりいただけるというご意見もいただいてます。

コラーゲンを摂るときの注意

コラーゲンを食べても、アミノ酸として分解されたものがそのままコラーゲンとして合成されるわけではないようです。コラーゲンを食べたから絶対効果があると思い込むのは早計です。また、コラーゲンばかり摂取しても他のアミノ酸が不足しては意味がありません。

高血糖の状態ではコラーゲンが糖化しやすくなることや、揚げ物のように高脂肪なものを摂り過ぎると善玉ホルモンが減少してコラーゲンやヒアルロン酸の合成を妨げるといった指摘もあります。

体内でコラーゲンを作り出すにはビタミンCやリジン、プロリンなどのアミノ酸が必要と言われています。こういった点も考慮してバランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。

コラーゲンとヒアルロン酸

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった物質はカラダの中の繊維芽細胞によって作られるという密接な関係にあります。

ヒアルロン酸もコラーゲン同様に分子が大きいため、そのまま吸収することはできません(だから注射するのでしょうね)。

また、ヒアルロン酸も年齢とともに減少していきます。

しかしコラーゲンペプチドによって繊維芽細胞を動かすスイッチが入り、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの物質を作り始めます。ヒアルロン酸を補給するためにもコラーゲン食品をしっかり食べたほうがいいようです。

ちなみに、ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が結合したものだそうです。N-アセチルグルコサミンは、軟骨の再生を促し関節痛の改善効果もあるとされ、体内でヒアルロン酸などの生成効率が通常のグルコサミンよりも高い点が注目されています。グルコサミンを摂取すると体内でN-アセチルグルコサミンへ変化し、そこからさらにヒアルロン酸へ変化します。

プリン体も気になりますね

豚足といえば痛風の原因となるプリン体が多いというイメージも強いようですが、食品から摂取されるのは全体の2割程度で残りはカラダそのものに由来するという報告があります。

激しい運動で筋肉の細胞組織が壊れると、その中に含まれているプリン体が肝臓で処理されて尿酸となります。この尿酸が増えすぎると痛風になります。肥満の方は、新陳代謝で壊れる細胞の数が多く、それだけ痛風の危険性が高くなるということです。

運動による疲労で一時的にプリン体が増えた結果尿酸値が高くなることはありますが、それは短時間で元に戻ります。肥満にならないように日頃から適度な運動を心がけたほうがよいようです。

プリン体は水に溶けやすい性質なので、煮る・蒸すなど調理方法で摂取量を抑えることができます。また牛乳やヨーグルトに含まれるカゼインは、尿酸の排泄を促す効果があると言われています。

おことわり

当ページで紹介している内容は、インターネット上で集めた情報をまとめたもので、確定的なものではなく変更の可能性があります。あくまで参考程度にご覧ください。

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